2013/05/30

第2回 2013/5/18.19 イクサポワークショップ報告 東松島・小野仮設/奥松島・月浜仮設



今回行った場所

1日目 小野駅前仮設   こけ玉WS
     希望のあかり ドームを拝見
     日和山 神社 海岸線の眺め
     元気の湯   入浴
     より荘    プチ宴会


2日目 月浜地区応急仮設 こけ玉WS
     希望のあかり   こけ玉を届ける カニ汁を味見
     たからや食堂   お昼ご飯
     閖上       周辺の眺め
     山元町      緑でつながるプロジェクトの打合せに参加?







出発です



 

1日目のWSは子供も参加できる簡単コース


希望のあかりのドーム前で



石巻・日和山からの眺め(本当に何も無い)

より荘でのプチ宴会


2日目はちょっと難しい苔はり(皆さん真剣で充実感たっぷり)



希望のあかりにてカニ汁?を味見(もっと食べたかった!)



お昼です


閖上地区 土台だけ残って辺り一面何も無い風景




山元町 こちらも海岸沿いでほとんど何もない





跡地に作られた花壇




みんなの図書館


初めて参加する私は、既に2年が過ぎた被災地は、物質的な復興は進んでいるものだと思っていました。
今回のWS以外で回った閖上や山元町、車窓から見る東松島の町並みは
がれきの山がある訳でも、腐臭が漂うと言うような訳でもなく一見こざっぱりとした町並みが並んでいます。
でもよく見ると必要以上の空き地が広がっていたり、1階部分が囲われていたり、道路のでこぼこがひどかったり
あらゆるところに傷跡は残っています。
そして夜になると大きく広がる暗闇。人がごっそりいない場所がくっきり浮かび上がってくる。
まだまだ何も終わっていないのだと改めて感じました。
2年が経っても普通の暮らしに戻れない苦しみや憤りを理解する事は難しいと思うのですが
手助けが必要なのだと、何か出来る事をしたいと改めて思いました。
イクサポのこけ玉ワークショップは手始めだと思います。
私達の出来る事・やれる事で何をしたら良いのか、ここから考えて行く必要があるのではないかと思いを巡らせた2日間でした。
そして、今回ご案内いただいた「緑でつながるプロジェクト」の井手ご夫妻に色々状況をお聞きしたり、ご案内いただいたりと
大変お世話になりました。有り難うございました。

(イクサポスタッフ/MO)

2013/05/15

サポサポ8の支援金のお渡しを完了しました。

ご報告がすっかり遅くなってしまい、大変申し訳ありません。


先日、ご報告させていただいた、工芸科2年生の支援金の贈呈式をもって
3月8日~10日まで開催した「サポサポproject vol.8」の当初から設定していた
4団体さまへの支援金のお渡しは全て完了いたしました。

一箱本送り隊 ¥300,000-
陸前たかだ八起プロジェクト ¥300,000-
広域避難者支援サロン「ハーモニー」 ¥300,000-
学習支援プロジェクト ¥101,400- 



その他、今回も皆様のご協力によって、過去最高の支援金額となったことから
以下の6団体さまにも、少しずつではありますが支援金をお渡ししました。

下記の通りご報告いたします。



● オリーブリーフス ¥200,000-


代表の那智上さんからは
「多額のご支援金で、ビックリと感謝の気持ちでいっぱいです!
(中略)
本当に、ありがとうございます。
スタッフ皆様にも、お礼をお伝え下さいませ。」
とのメッセージをいただきました。

また、ブログでもこのようにご報告いただきました。

「サポサポprojectさん☆ありがとうございます 」
http://oliveleafs.exblog.jp/20331756/


支援物資購入費や、支援活動へのガソリン代にあててくださいました。



奥松島・野蒜地区復興商店街計画 ¥200,000-


先日のGWにプレオープンの「希望のあかりまつり」が開催されました。
3月に歴代支援先めぐりとして立ち寄らせていただいた時の景色とは打って変わって
大盛況だったようです!

 






担当の市原さんからは
「開催できました。 開店にはまだまだ時間がかかりますが、今後共見守ってください。
皆様にもよろしくおつたえください。ありがとうございました。」
とのメッセージをいただいております。


あたご荘復活プロジェクト ¥200,000-


サポサポ1から応援させていただいてきた石原さんが支援を続ける、牡鹿半島の小渕浜にある民宿「あたご荘」の復活プロジェクト。こちらも3月に歴代支援先めぐりで立ち寄らせていただいた時とは全く変わって、いよいよ来月オープンとのこと!楽しみです!




リニューアルオープンを祝しての乾杯の様子です!

石原さんたちの支援活動を人づてにお聞きしながら、サポサポは始まりました。
石原さんは今月中には「あたご荘」に行き、様子を伝えていただくことになっています。


こどもとあゆむネットワーク ¥200,000-


 
3月の歴代支援先めぐりで訪問した、「女川の子育て支援センターのウッドデッキ」は、
こちらの団体さまの活動成果です。


こちらのウッドデッキです。柵がありませんね。

このウッドデッキの周囲の柵の工事がこれからだそうです。
他にも石巻市北上の小学校の図書室を作り変えるプロジェクトなど
まだまだ精力的に活動を継続されています。少しでもお力になれれば幸いです。


 



大川きぼうプロジェクト ¥100,000-


今年度から、サポサポ内で新しく発足した現地ワークショップをするグループ
「イクサポproject」の活動についての打ち合わせをさせていただいた時に
リーダーの大槻さんにお渡ししました。
お渡しポーズでの写真を撮るのを忘れてしまいました。

これからも月一回のペースで現地入りをするご予定で、
イクサポprojectもワークショップを担当させていただきます。よろしくお願いします。


宮城県山元町 ねずみの駆除 ¥100,000-


代表の梅田さんからは「たくさんのご寄付ありがとうございました!」
とのご連絡を頂きました。

また本日までのご報告として、支援金は目標額まで集まり、

ネズミ捕り購入資として4月22日に地元商店へ入金され、
5月の後半に花釜区副区長さん二名を中心に配布が始まるそうです。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

津波被災後の山元町の今を伝える!Remake Yamamoto
http://fightmiyagi.da-te.jp/e545640.html



***


これで、サポサポ8の支援金と、これまでの繰越金の全てを
震災支援活動をする各団体様にお渡ししました。

サポサポ1〜8で700万円を超える支援金をボランティアのみなさんにお渡しすることが出来ました。これも、応援していただいたみなさんのお陰です。本当にありがとうございました!!今後も支援先の状況などみなさんのご支援がどのような形に繋がったのか出来る限り報告させていただきます。
そして、次のサポサポは12月とちょっと間が空きますが、それまでに私たちは新しく立ち上げたイクサポで現地を訪問させていただきますので、そちらの情報もどんどんアップします。


震災から797日が過ぎました。でも、まだまだ復興への道半ばです。引き続きご協力のほど宜しくお願いいたします。


(亀井伸二、サポサポスタッフsa)

2013/05/03

学生コーナーの支援金をお渡ししました!学習支援プロジェクトさん

工芸科の2年生が昨年作った御輿、見事です!
5月11日に神田祭に出るそうです!

小雨が降る5月1日の夕方、母校の東京芸大に行きました。
サポサポ8に参加してくれた工芸科2年生から「学習支援プロジェクト(ふんばろう東日本支援プロジェクト)」さんへの支援金贈呈式のためです。
サポサポ終了から時間も経っていたので、当初は学生は3名ぐらいの参加と踏んでいたのですが、会場に着くとなんと20名もの学生が待っていてくれました!

ズラッと並んだ生徒にやや緊張しながらのスタートでしたw

まず、本題の支援金の贈呈を行い、次いで学習支援プロジェクトの今井さんに活動内容や支援金の使途についてご説明いただき、その後に学生数名からひとことずつ感想をしゃべってもらいました。

学生代表の山村さんから学習支援プロジェクトの今井さんへ支援金が手渡されました。


「作品を作り販売したこと自体が本当に良い体験だった」
「先輩方から多くのことを教えてもらった」
「作品を買ってくれた人、観てくれた人と直接話しの出来る貴重な場だった」

など、率直な制作面への感想とともに

「震災時、福島第一から100km圏内に実家があったため、他の誰かになにかすることよりも自分達のことで精一杯だった。でも、ずっと何か出来ないか?と思っていたところで、こうやってサポサポに参加することが出来て本当に良かった」

「正直、制作段階では支援のことまでは考えがまとまらなかったんですが、サポサポを終えて少しずつそういうことへも意識が向くようになってきました。そういう意味で、サポサポへの参加は終わりましたが、これからが私たちの始まりなんだという気がします」

という感想も聞くことが出来ました。

先生も初めて聞くような話もしてくれました。左の手前が学習支援プロジェクトの野田さんです。

その後、今回の集中講義・サポサポ参加を企画してくれた内堀先生から
「1年生から2年生にかけてのこの時期にこういう経験を出来たことは、みんなにとって本当に良いことだったし、サポサポのみなさんにとっても良い刺激になったのではないかと思う」とのコメントをもらい、最後に亀井も集中講義の締めとして挨拶させていただきました。
終了後は、用意していただいた菓子をつまみながら打ち解けた感じで、いろんな話しをすることができ、そこでも「サポサポの次の展開は?」「現地の状況は?」など真剣な質問が出るなど、終止、学生のみんなの真剣さに感動するひと時でした。

かなり打ち解けたティータイム。いろんな面白い質問も出ましたw
現地の状況などを真剣に聞く学生たち

サポサポ8は、今後のあり方を模索しながらのターニングポイントとなる回でした。そこで、思いもよらない展開で学生のみんなに参加してもらうことになり、正直なところ不安が無かったわけではありません。しかし、贈呈式を終えて学生のみんなの反応を聞いて、サポサポの大切な部分を、少しだけ未来に託すことが出来たのではないかととても嬉しい気持ちになりました。

ご多忙のところご足労いただきました学習支援プロジェクトの野田さん、今井さん大変にありがとうございました。
また、さまざま調整いただいた東京芸大工芸基礎の内堀先生はじめ皆様、本当に貴重な経験をありがとうございました。
そして、参加してくれた学生のみなさん、本当にありがとう!みんなに会えて良かったです!
最後に、会場で学生コーナーの作品をお買い上げいただいたみなさま、本当にありがとうございます!みなさまの真心がこういう形になりました。

亀井伸二