いよいよ明日、搬入となりました。
今日は、サポサポ4で支援させていただく「庭JAPAN」さんのメッセージを紹介します。
庭JAPAN調整役の長崎剛志さんは芸大油画科出身の庭師で、今回はサポサポにも参加してくれます。
木を植えにいきます
震災から一年が経とうとしています。昨年の復旧活動では様々な思いや出会いが生まれました。庭に積もったヘドロをかいて撤去し、綺麗にしていくと家族の記憶がそれぞれの人によみがえるようでした。しかし、よみがえってほしくないものもあるような気もしました。
現地に何度か訪れてわかったことは、支援ができるのも被害の大きな所(心)は最後になり、小さな所(心)からしか復旧できないということでした。一年が経って、もっと被害の大きな所にも目をむけることができるような気がします。ただ、こころの問題は時間がかかる気もします。
庭に何ができるのか?
ずっと考え続けていることです。
3.11を前に “ みらいをうえるプロジェクト ” として被災地に木を植えにいこうと思います。被災地での活動の中で「木を植えるまで一緒にいたい」と言う気持ちが自然に生まれました。木を植えると、人と木と場所に関係が生まれます。仮設住宅や被災した公園などに新しい苗木を植えることで何かができるのでは? そして、安心して花や実をつけることができる場所を見つけるまで移植を繰り返し見守って行ければと思っています。それは今後長期に渡る活動が続く中、“ みらいのにわ ”が生まれる一歩になるかもしれません。
今では東北に親戚ができたようです。お手紙をいただいたり、被災地に行くと必ず会いにいきます。被災地には大きな家族の種が生まれてきている気がします。それはこの先日本のどこで起こるかわからない災害に対しての大事な絆という種になることを確信しています。
長崎 剛志