2014/07/20

石巻市・北上小学校壁画プロジェクト 第5回ミーティング

7月14日、石巻市・北上小学校壁画プロジェクトの第5回ミーティングが、都内のヘキサポメンバーアトリエにて開かれました。
おそらく今回が、本番前最後のミーティングになるということで、長丁場かなりの集中力で議論を重ねることとなりました。


各自仕事を持っているため、どうしても合同MTGの時間帯に合わせられないメンバーもいますが、事前にコンセンサスを取り合い進めます。これもチームワークがあればこそ。

おそらく最後の全体MTG、粛々と始まりました。

ワークショップに参加する児童数を学校側に確認。
 今回は本番直前ということもあり、決めておかねばならないことがたくさんありました。
 前回ミーティングの確認後、まずは旅程確認・準備するもの確認をしました。

 壁画制作について、各階全体としては、木の色は茶色で統一(少しの違いはOK)、ステンシル形は必要に応じて各階で用意ということに。
 続いて各階チームによるプレゼンテーションへと移ります。

 木の根っこのある地中部分にあたるチーム1Fは、 北上の生態系を男女共通に取り入れ、図案をシンプルにしてカラー調節することに。

男子女子ともにべた塗り面積を削減(ローラー塗りなし)
型紙を用意し、それをステンシル技法または、テンプレートとしてスポンジを使って絵を作ります。
葉の大きさは40~50cmくらいでしょうか。

木の幹が見える地上を担当するチーム2Fは、 北上の生態系(よし、つた植物、カブトムシなど昆虫)既存の点検扉を活かした家などを計画。

基本、筆で描画していく予定です。
既存の設備を生かした遊び心たっぷりのアイデアに、一同にんまり^^
細かな赤入れも。

木のてっぺんから上空部分にあたるチーム3Fは、風の表現(メインの木の枝・空・鳥・葉・風船・虫・風) にあわせて、鳥など北上の生態系を取り入れます。

メインツリーを風になびいた感じにすることに。
風の表現はマスキングテープを使用し、ライン取りする方向で。
歩きながら見かけた保育園の壁画も参考に。
そして、学校や他団体に事前にお願いしたいこと、使用する画材、材料、器具などについて確認しました。
分かりやすい図入り!
刷毛や筆もこんなに。すべて寄付いただいたもの。
お菓子の箱や缶に、絵の具のコップや筆を入れると液だれしなくていいなんていうアイデアも出ました。普段絵を描いているメンバーならではの着眼点ですね。

他、交通手段について、養生について、ワークショップについての提案、各階で必要となる資材の確認方法についてなどを話し合い、およそ4時間に及ぶミーティングが終了しました。

今回の石巻市・北上小学校壁画プロジェクトは、当メンバーならびに学芸大の学生さんも参加されます。 学芸大メンバーは、7/31~8/4、ヘキサポメンバーは8/1~3に現地入りします。

 北上小学校の関係者の方をはじめ、地域の方々やヘキサポ後方支援部隊も含め、様々な方々のお力添えの元、成り立つプロジェクトです。現地入りまですでに半月を切りましたが、できる限りのことはして「日本一楽しいトイレ制作」に臨みたいと思います。


 (サポサポスタッフ J・M)

2014/07/17

第13回 2014/6/14,15 イクサポワークショップ報告 石巻/福地・芦早


13回目となるイクサポは去る6月14、15日に行われました。アクリル手芸のワークショップです。
「大川きぼうプロジェクト」さんのメンバーと同行しました。

1日目は福地林業者生活改善センター、2日目は芦早公民館です。


東京を出発し、現地へ向かいます。
梅雨まっただ中とは思えない、驚くほどの快晴に恵まれました。
恒例となった「食事処きかく」さんへ立ち寄り。
鯖ラーメンを美味しく頂きました。
福地林業者生活改善センターに到着。
ワークショップが始まりました。
ニードルが折れてしまわないよう、刺す角度に気を付けます。
ナナメでなく真っ直ぐ。
自然光が美しく差し込む空間で、黙々と制作中・・
静かな時間が流れます。
チクチク・・
出来ました~。力作と一緒に記念撮影。

ワークショップ終了後、北上小学校壁画プロジェクトの現場視察へ行きました。
http://support-support-project.blogspot.jp/2014/03/blog-post_31.html

壁画を描く予定のトイレへ案内して頂き、打ち合わせ。
休日にわざわざ案内して頂いた校長先生、教頭先生、
大変お世話になりました。

壁のデコボコ、絵具の乗り具合、
乾燥時間など、実際に塗ってみて確認しました。
ここで得られた情報を元に、本番で使う絵具や図柄を決定していきます。

この日の作業を終え、追分温泉へ入湯し
「湖月亭」さんにて名物はらこめしを頂きました。
移動中、美しい夕焼け。
一夜明け、2日目の会場は芦早公民館です。
公民館前の花壇は満開です。
歴史を感じさせる建物。
この日の参加者は、過去のワークショップでアクリル手芸経験ありとのことで、
慣れた手つきで作っていきます。
受験を控えたお孫さんにプレゼントするそうです。
タコの吸盤が、合格に食いついて離れないとか・・
今回も力作揃い!
作品と一緒にパチリ。
ワークショップ後「みうら海産物店」さんへ立ち寄り。
この日は前日のシケでウニが揚がらなかったそうです。
捌きたての活ホタテが絶品!
おがつ店こ屋街にある「南三陸うまいもの屋 洸洋」さんにて昼食。
この日のメニュー。

大川地区出身の大槻さんより、現地を案内していただきました。
北上川河口付近より、津波により大きく変わってしまった海岸線を見学。

この後、上品山頂上へ行き、海岸線を俯瞰で見学。スケールの大きさ。3年以上が経ち、復興が大きく進んでいる場所と、変わらないままの場所のコントラスト。

 
大川小学校へ献花しました。

様々な思いをめぐらせつつ、帰路につきます。

次回のイクサポは9月の予定です。



 (サポサポスタッフ H・S)

2014/07/05

石巻市・北上小学校壁画プロジェクト 第4回ミーティング

まずは御礼から。
先週末の6月27日~29日、梅雨のお足下の悪い中、サポサポproject/vol.10にお越しくださったみなさま、また気に掛けてくださったみなさま、本当にありがとうございます!
こちらでの売り上げの一部は、わたしたち石巻市・北上小学校壁画プロジェクト(通称:ヘキサポ)も支援金として有効活用させていただこととなります。
みなさまのご厚意を存分に活かし、実りあるプロジェクトにしていきたいと思います。


さて、去る6月25日、石巻市・北上小学校壁画プロジェクトの第4回ミーティングが、都内のヘキサポメンバーアトリエにて開かれました。


外は梅雨空ながら、今回も広々と心地よい空間にて。
この日は、ヘキサポメンバーと共に現地入りすることとなった学芸大チームの学生さんも1名参加。


冒頭、前回ミーティングの確認では、現地入りする際の車および、WS参加児童の人数確定の日程を確認しました。

北上小学校に配布したチラシがこちら。楽しげな雰囲気が溢れ出します♪

前回MTG時の3D模型も、今回は下絵を配しより具体的に!


続いて、各階ごとのプレゼンテーションへ。
前回までに、 1Fから3Fまで、一本の木を統一モチーフとすることに決まっています。

地中部分にあたるチーム1Fは、手洗い場も含めかなり詳細な下絵をプレゼン。

地上部分にあたるチーム2Fからは、ワークショップに関するアイデアが。


上空部分にあたるチーム3Fは、風の表現で空間を繋げるアイデアを提案。
すぐにドンピシャな資料が出てくるの図w 作家のアトリエならでは。
 
引き続き、各階に共通する表現を模索しようということになりました。
例えば、共通のステンシル型を用意し、作画していくなど。
そして6月のイクサポ時に実施した、試し塗りの状況報告も。

絵具の粘度や、凹凸のある壁面に対する描画方法、乾燥問題などを指摘。

さらに、ワークショップの進め方、学校や他団体に事前にお願いしたいこと、使用する画材、材料、器具などについて、宿泊施設について(6月のイクサポ時の下見報告有り)、配車について、その他養生や作業時現地で気を付けたいことなどを話し合いました。


 とそんな中、着々と各方面から貴重な資材が届いる模様。感謝です!

ヘキサポの主旨にご賛同くださった方々から!卵や食品のパックはパレットに、スポンジはステンシルに使用させていただきます!



サポサポメンバーやヘキサポ後方支援部隊からも!有効活用いたします!


おわりに、北上川流域の自然環境についてのホームページをリンクします。
国土交通省一関防災センター北上川学習交流館 あいぽーと

次回ミーティングは7月半ばを予定。いよいよ現地入り前おそらく最後?の合同ミーティングとなります。この北上の美しい自然を胸に、メンバー一丸となって取り組んでまいります!

(サポサポスタッフ J・M)