2013/05/03

学生コーナーの支援金をお渡ししました!学習支援プロジェクトさん

工芸科の2年生が昨年作った御輿、見事です!
5月11日に神田祭に出るそうです!

小雨が降る5月1日の夕方、母校の東京芸大に行きました。
サポサポ8に参加してくれた工芸科2年生から「学習支援プロジェクト(ふんばろう東日本支援プロジェクト)」さんへの支援金贈呈式のためです。
サポサポ終了から時間も経っていたので、当初は学生は3名ぐらいの参加と踏んでいたのですが、会場に着くとなんと20名もの学生が待っていてくれました!

ズラッと並んだ生徒にやや緊張しながらのスタートでしたw

まず、本題の支援金の贈呈を行い、次いで学習支援プロジェクトの今井さんに活動内容や支援金の使途についてご説明いただき、その後に学生数名からひとことずつ感想をしゃべってもらいました。

学生代表の山村さんから学習支援プロジェクトの今井さんへ支援金が手渡されました。


「作品を作り販売したこと自体が本当に良い体験だった」
「先輩方から多くのことを教えてもらった」
「作品を買ってくれた人、観てくれた人と直接話しの出来る貴重な場だった」

など、率直な制作面への感想とともに

「震災時、福島第一から100km圏内に実家があったため、他の誰かになにかすることよりも自分達のことで精一杯だった。でも、ずっと何か出来ないか?と思っていたところで、こうやってサポサポに参加することが出来て本当に良かった」

「正直、制作段階では支援のことまでは考えがまとまらなかったんですが、サポサポを終えて少しずつそういうことへも意識が向くようになってきました。そういう意味で、サポサポへの参加は終わりましたが、これからが私たちの始まりなんだという気がします」

という感想も聞くことが出来ました。

先生も初めて聞くような話もしてくれました。左の手前が学習支援プロジェクトの野田さんです。

その後、今回の集中講義・サポサポ参加を企画してくれた内堀先生から
「1年生から2年生にかけてのこの時期にこういう経験を出来たことは、みんなにとって本当に良いことだったし、サポサポのみなさんにとっても良い刺激になったのではないかと思う」とのコメントをもらい、最後に亀井も集中講義の締めとして挨拶させていただきました。
終了後は、用意していただいた菓子をつまみながら打ち解けた感じで、いろんな話しをすることができ、そこでも「サポサポの次の展開は?」「現地の状況は?」など真剣な質問が出るなど、終止、学生のみんなの真剣さに感動するひと時でした。

かなり打ち解けたティータイム。いろんな面白い質問も出ましたw
現地の状況などを真剣に聞く学生たち

サポサポ8は、今後のあり方を模索しながらのターニングポイントとなる回でした。そこで、思いもよらない展開で学生のみんなに参加してもらうことになり、正直なところ不安が無かったわけではありません。しかし、贈呈式を終えて学生のみんなの反応を聞いて、サポサポの大切な部分を、少しだけ未来に託すことが出来たのではないかととても嬉しい気持ちになりました。

ご多忙のところご足労いただきました学習支援プロジェクトの野田さん、今井さん大変にありがとうございました。
また、さまざま調整いただいた東京芸大工芸基礎の内堀先生はじめ皆様、本当に貴重な経験をありがとうございました。
そして、参加してくれた学生のみなさん、本当にありがとう!みんなに会えて良かったです!
最後に、会場で学生コーナーの作品をお買い上げいただいたみなさま、本当にありがとうございます!みなさまの真心がこういう形になりました。

亀井伸二

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