2013/10/13

第7回2013/10/5.6 イクサポワークショップ報告 石巻/河北総合センター


土曜の朝、雨でどんよりとした空を背に、イクサポ代7回目のワークショップへ向かいました。
 私自身は、イクサポワークショップの参加は2回目。はじめてのときより少し落ち着いた気持ちでの参加でした。

 今回は1日目にいくつかの支援先を回りました。支援先を訪れるのは実ははじめてで、道々見える景色ははじめて目にするものでした。川沿いに続く枯れた松並木が、曇った空と相まってさびしい気持ちにさせる景色でした。いくつかの家はきれいになっていて、でもまだ被災したまま放置されている家々も少なくなく、何とも言えない複雑な気持ちになります。そうして着いたのが、[奥松島 希望のあかり]です。



以前のイクサポ報告でも何度か写真を目にしていましたが、今回は外壁に色が塗られ楽しい雰囲気になっていました。でも、中はまだ。
 入り口付近ではボランティアの方々が熱心にセメントを練っておられました。となりにあるビニールハウスの中には、震災のことをまとめたパネルと共に、手作りの雑貨などが並び販売されています。みなさん集まって勉強しながらいろいろ作っているそうです。中でも羊毛で作られた[のびるちゃん]が気になり購入しようとしたところ、これからこれを見本に勉強会をするから買わないで~と言われました。え~~~!売り物ではないのですか!と、なんだかほんわかした気分になりました。次来た時に買います!


外に出ると、目の前には松並木。カラフルな建物とはあまりにも対照的でした。


 次に向かったのは、[おのくん]の待つ小野駅前応急仮設住宅。集会所に入って目に飛び込んできたのは、たくさんのおのくん!!!



実物はじめて見ました。マスコミなどにも取り上げられて、作ってもすぐ旅立っていくそうです。こんなにならんでいたのは雨のおかげ?奥の方で、黙々とおのくんを制作しているのは、仮設のお母さんたち。手際良くサクサクと作っていました。私もお気に入りを見つけて、一緒に帰ることにしました。

 
 その後、買い出しの為イオンモールへ
 モールってどこも同じような感じで、一瞬どこにいるのか忘れそうになりますね。ご工夫の生活がそこにはありました。
 夕食とお風呂は、同じところで~。只野さんのご案内でみんなで温泉へ移動。
 一日中ほとんど車の中にいたので、お風呂のありがたみを改めて感じました。お湯につかるだけで、人はこんなにも幸せになれるのです。素晴らしいことだと思います!
 夕食もそこで済ませ、いよいよ三反走へ。ついて早々にワークショップの準備を始めました。



アイシングは、粉糖と卵白パウダーと着色剤をひたすら混ぜて作ります。作っているうちに、色にこだわりはじめ、混色してはいやもうちょっとと微調整をして、見事な色相環を完成させました。



2日目は、午前中からイベントスタート!

今回、初めての試みである、小さなお子さんのいるパパ、ママをターゲットにイベント形式のワークショップでした。読み聞かせあり、キャンドル作りあり、メイク&フリマありのプチお祭りのような感じです。私たちサポサポチームもその中の一つとしての参加です。

2日目 朝から準備がんばる!
そして、会場前ドキドキで待つの図
アイシングクッキー隊 準備完璧!
お客さん来てくれるかな…ドキドキ


今までと違い、ひとつの地域で参加者を集めるのはないので、チラシを見ていろいろなところからお客様が来てくださるのか不安もありながらのスタートでした。

 午前中、そんな不安はどこへやら~と、小さなお客様がたくさん来てくれました。

そして、子供にも大人にも大人気!楽しい美味しい アイシングクッキー隊!
さらに楽しそうな子供たちと、気が気じゃないママたち(#^.^#) あ、まだ食べちゃだめ~~


子どもたちは、一度要領がわかるとどんどんいろいろな模様を作りはじめました。昨夜作った色が、ほんとにキレイで、きらきらした目でどれにしようか迷っている子どもたちの姿を見ていると、見ている方もワクワクしてきます。なによりも、とても元気で明るく、エネルギーに満ち溢れていました。

 お母さんお父さんたちも、子どもと同じでエネルギッシュでした。ワイワイ楽しく笑顔がいっぱいのワークショップでした。

前に参加した時は、参加者は大人ばかりだったので、震災のときのお話をいろいろお聞き出来ましたが、今回はお子さんも皆さん小さく、終わると次の人が始めるという流れだったので、ゆっくりお話するような感じではありませんでした。でも、ちょっとだけ耳に出来た感想として、「こういう機会は、ありがたいです。」という言葉が心に残っています。

午後になり、保育園の運動会や、市内の他のイベント等と重なっていたこともあり、幾分客足が鈍りましたが、「アイシングクッキーワークショップ」たくさんの方に楽しんでいただけました。

他にもいろいろワークショップ



2日目は帰宅しなければならないので、バタバタと片付けて一同帰路へ。

 あっという間の2日間でした。



2日間を振り返ってみると、何か[つくる]ということは、人を前向きな気持ちにしてくれるものだと改めて感じました。希望のあかりのお母さんも、セメントを捏ねていた方々も、おのくんを次から次へと作っていたお母さんたちも、黙々とクッキーに絵を描いていた子どもたちも、そしてアイシングづくりに熱中していた私たちも。

ものつくりをしている時間、私たちの心はとても元気になっていくように思います。サポサポprojectからイクサポが生まれ、作ることを体験していただくことができるようになりました。ワークショップのときだけでなく、日常生活で自分にあったものつくりを見つけるきっかけになって、それを各々が続けていける環境があるといいと思いました。

「体験してたのしい!」から、「つくることってうれしい!」ということを伝えたいです。

(サポサポスタッフ A・Y)


2013/09/24

第6回2013/9/7.8 イクサポワークショップ報告 石巻/福地・追館

3.11からほぼ2年半が経つ9/7〜9/8に
イクサポに初めて参加させていただきました。

サポサポに関わることで自分が知りうる情報以外で
リアルな被災地の情報を聞く機会を得てきたわけですが、
イクサポへの登録はすれど、実際に伺うタイミングが訪れた時、
かなり緊張しました。

自分の目で見て、感じて、どんな状態になるのか
あまり自信がなかったのも事実です。





震災直後を拝見していないので2年半の月日でどのように
変化し、あったものがどう無くなったのかといった部分に関しては
大槻さんの丁寧なご説明で知ることができましたが、
本来であればもっと掘り下げて震災のお話を伺う事での
秘めたるストレスを解放するための住民方々の
精神サポートという役割は正直うまく行かなかったと思います。

それでも・・
やはり参加させて頂けてよかった。

遅々として進まない復興の裏にある事情や背景。

震災以降、集落間の橋渡しにとにかく奔走されている
大川きぼうプロジェクトリーダーの大槻さんの姿は考えさせられるものが
ありました。

生まれ育った土地だからこそ、
1人1人が持つ「その目線」にまで降りて
色々な地元話をされておられるよう映りました。

WSに参加されていた方に大槻さんの小学校時代の
先生がいらっしゃって、立派に成長された元生徒の
素晴らしい作品に(丁度開発関わられたお仕事の雑誌を
お持ちだった)とても嬉しそうなお顔されていました。





日ごろ沢山の友人知人に恵まれ、大事にして頂いてる
自分はその人間の繋がりをとても重要に思っているわけでして。

そして人間間には漏れることなく、
一人ひとりに「役割分担」があると思っています。

「お役立ち情報をみんなに教えてくれるおばちゃん」とか
「町一番の世話焼きさん」とか「朝まで店開けてくれるスナックのマスター」とか
「ミスター祭り男」とか「頼りになる力仕事はまかせとけおじさん」とか
「なんでも修理してくれるお兄さん」とか「町内一面白いじいちゃん」とか「町一番
の華」とか・・・


そういった役割分担同士の繋がりが、今、被災地では特に
必要な気がします。


若い世代で何とか繋がりを増やしていってほしい。

考えることを止めてはいけない。
これから先ずっと生きる子供たちのためにも


何かできるかなんておこがましいことは思いません。


繋がる為のお手伝いをこれからもイクサポでできればなと思いました。


ありがとうございました。
これからも宜しくお願いいたします<(_ _)>


宿泊先で一緒に雑魚寝した、
イクサポ、大川きぼうメンバーと「東京五輪決定」をものすごい複雑な思いで
観たTV画面の映像、一生忘れないと思います。






2013.09.23
(サポサポスタッフ C.K)

2013/09/13

サポサポ再始動!~サポサポproject vol.9第一回ミーティング~

折りしも震災から2年半にあたる、9月11日。
2013年3月10日に終えた、サポサポ8からちょうど半年を迎えた日に
次回、サポサポ9へ向けた、第一回ミーティングを開きました。




この半年間、新しく現地でワークショップをするグループ
「イクサポproject」を立ち上げ、月一回の活動を継続してきたこともあり、
メンバー間では「久しぶり」という感覚も無いのですが、
休止していた、この半年の間にも、東北を取り巻く状況は変化しており、
また、展示方法や参加の仕方についても、一回仕切りなおそうということで、
心機一転、装いも新たに、現状に則した、サポサポの新しいあり方を
根本から話し合うことにしました。






今回は主に参加形態、展示方法について話し合われました。
全体として、サポサポ立ち上げ当初からの

「自分も何か出来ないか、というアーティスト達の思いを形にして
東北の復興に役立てていただく」

という基本方針を改めて再確認しつつ
より、展示としてのクオリティアップを目指します。

初めて来て下さるお客様はもちろん
サポサポには沢山のリピーターの方が来てくださっていて、
毎回とても嬉しく思っておりますが、そんなリピーターの方にも
新鮮な展示になるといいなと思っています。



第二回ミーティングは10月に予定されています。


サポサポproject vol.9

【会期】
2013年12月20日(金)~23日(月) ※4日間あります。

11:00~19:00(初日のみ15:00open)


【会場】
ギャラリー5610

東京都港区南青山5-6-10・5610番館
Tel:03-3407-5610
Web:http://www.deska.jp/



スタッフ一同、より良い形での開催を目指して準備にまい進していきます。
皆様のお越しを心よりお待ちしています。

(サポサポスタッフ sa)

2013/09/02

第5回2013/8/24.25 サポサポ合宿報告 小渕浜/仮設給分浜桜畑団地集会所 (2)


サポサポ合宿2日間の活動のご報告です。


先ずは1日目。
24日早朝に都内を出発し一路、宮城県石巻市小渕浜へ…

まず、苔玉ワークショップの会場となる
仮設住宅の集会所に到着。

お客さん沢山来てくれるかな…
ドキドキしながら準備開始。


ふと見ると、集会所内に貼られていた支援者リストにサポサポの名前が…。

初めて訪れた地で、既にあった関わりを実感する1場面でした。
他にも芸能人の方や海外から、沢山の方のお名前が並んでいました。




そして、ワークショップ開始時間には、28人の地元の方が来てくださいました!

サポサポが開催してきたこれまでのワークショップでも
参加者数最多です。嬉しいことです!

皆さん熱心に作業されています。


手際が良くて、作業が早い!

先生の説明を聞く表情も真剣です。
完成に近づいて来ました。

個性的で楽しい苔玉が沢山できました!
最後は全員で記念写真!


ワークショップ終了後は、お時間のある皆さんとお茶っこもさせていただきました。
お話をしているうちに、サポサポが応援して来た石原さんを良くご存知の方がいらして、お話が盛り上がったり、その距離がグンと縮まったように感じる瞬間もありました。



お茶っこの時間も、ワークショップと同じくらい大切な時間です。


石原さんの話題で盛り上がります。
貴重な出会いに感謝です。

参加者の方からは
「震災から2年が過ぎ、少し離れた場所だから、なかなか来てもらえないので、今回はとても嬉しかったし、楽しかった」
との感想も頂き心から来て良かったと思いました。

その後、片付けを終え…



あたご荘へ!
お世話になります!


夕飯までの間、思い思いに過ごしました。
海側の部屋からはこんな素晴らしい夕焼けが!!!

そして豪華な晩ご飯。
海の幸に舌鼓を打ちました!
夕食後は外で花火をしました。
みんな学生に戻ったかのように楽しい時を過ごしました。


そして、2日目…



朝ごはんから鯛の尾頭付きが!

そして、実はメンバーのうち2人が、朝4時から地元の漁師さんの漁に同行させて頂くという貴重な体験をしていました。


まだ暗いうちから出航…


朝焼けがきれいですね。

そして、朝食の後、漁に行かなかった他のメンバーも、
今回現地調整に尽力してくださった地元の漁師さんのご好意により、
船で湾を案内していただきました。


みんなでおそろいの小渕浜Tシャツを着て行きました。



牡蠣の種をこんなに間近に見たり。
このホタテの貝殻の間に、種が付き成長してゆくそうです。


地震の影響で地滑りを起こしているところも。


お天気も良く、とても気持ちよかったです!

その後、名残惜しい気持ちの中、あたご荘をチェックアウト。


ロビーをふと見ると、昨日スタッフが作ってプレゼントした苔玉を
素敵な器に入れて飾って下さっていました。感激!


お世話になった、漁師の幸市さんや、あたご荘の女将さんと記念撮影。
本当にありがとうございました!また来ます!




午後はサポサポ支援先めぐりをしつつ南下します。
まずは女川市街へ。
ここには、サポサポ7で「子どもとあゆむネットワーク」
さんを通して支援させて頂いた、子育て支援センターのウッドデッキがあります。

みんなでそれを見たあと、市街に三棟ある、倒壊したビルを見学しました。




引き潮で倒壊したビルの中に、乗用車が残されています。


子育て支援センターのある高台からも倒壊したビルの一つが見えます。




その後、石巻へ移動。昼ごはんを食べた後、
サポサポ8で「1箱本送り隊」さんを通して設立費を支援させていただき、
先月OPENした、本による街のコミュニティスペース「石巻まちの本棚」を見学しに行きました。


アイトピア通り商店街にあるかわいいスペース。



このおしゃれなポスターが目印です。
7月26日にオープンしたばかりです。
生粋の本好きや、本のプロによる、選りすぐりの本が沢山!
サポサポ訪問中も地元の子ども達が遊びに来ていました。



再び車に乗り込み、次は東松島へ。



やってきました!一部のメンバーの念願だった小野駅前仮設集会所。
話題のソックスモンキー「おのくん」の実家です。



おのくんを大勢里子として連れて帰ることが出来ました。

そして、その後再び車で奥松島へ向かいました。



サポサポ7の支援先「希望のあかり仮設商店街」です。

訪れる度に、施設が充実していっています。
5月には屋根だけだった一角に立派な囲いが!
地元のお母さんの体験談を聞きました。
天井と水面との隙間数センチでの絶望感…
想像を絶するお話にメンバーも聞き入ります。


以上のような行程を終えて、帰路についたのでした。
行く先々で、現地の皆さんに良くして頂き、感謝の気持ちは表現しつくせません。
盛り沢山なスケジュールでしたが、とても充実した合宿となりました。
(なお、この合宿はメンバーの自費参加で、サポサポの支援金は一切使われておりません。)


参加メンバーからは


「色々なお話しを伺い、見て、体験することができ本当に良かったです。
しかし…楽しい夏休みの終わりに大きな宿題を出された気分です。」
(初参加Yさん)


「現地の方のお話を伺い 暮しを拝見して、微力ではあるけれどサポサポがお役に立てていることを知り、嬉しいようなホッとしたように気持ちになりました。活動を続ける意義を再確認できました。
(中略)
2年経った今だからこそ やっと出来ることがある。わたしはイクサポ初参加だったのですが、現地の方のお話を聞いたり景色を見たりして、まだ終わっていないんだということや、まだまだこの先すべきことがあるんだということをあらためて実感し、何度もこみ上げそうになりました。
自分たちに何が出来るのか考え、今後も足を運びたいと思っています。」
(サポサポ1から参加のNさん)

という感想が聞かれ、それぞれの胸に様々な思いを持ち帰ることができました。



石原さんとの出会いから、小渕浜とのご縁をきっかけに
サポサポprojectを発足させた亀井リーダーは

「サポサポ1からの支援先である小渕浜に10名以上のサポサポメンバーで伺うことが出来たのは、ある意味で何かが一周したようなそんな気持ちでもありました。笑顔で参加してくださった仮設のみなさんの逞しさ、そしてその生活にずっと寄り添ってきた石原さんの存在の大きさを痛感しましたし、その石原さんの活動を微力ながら応援させていただいてきたことに誇りも感じました。これも、サポサポを応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます!」

と言っていました。


今回の経験を胸に、サポサポproject及び、イクサポprojectはこれからも続きます。

次回、「サポサポproject vol.9」の展示は、

2013年12月21日(土)~23日(月、祝)
南青山「ギャラリー5610」

にて開催です。作家、クリエイターの作品を展示・販売し、収益を東日本大震災の
復興支援活動に寄付します。今月から展示準備が始まります。

そしてイクサポの現地活動は、今後も月一回のペースで予定されています。

東北の歩みに出来るだけ寄り添いつつ、
これからも続くサポサポprojectの活動へ、
今後とも皆様のお力添えをよろしくお願いします!


(サポサポスタッフ sa)