2015/04/29

3月6日〜8日、福島を訪問しました

(もう2カ月近くも経ってしまいましたが...)震災から4年目の3月、イクサポを兼ねた「サポサポ福島訪問」へ行ってきましたのでそのご報告です!

(*この訪問で支援金は一切使っておりません。ガソリン代、宿泊費、飲食など全て自費です。交通費の一部がイクサポプロジェクトの活動経費となっています。   )

さて19回目を迎えるイクサポですが、私自身メンバーとして被災地に行くのは初めてでした。
多くの被災地の中でも原発の問題を抱える福島は、一言では語れない複雑な現実がありますが、実際に訪ねて初めて分かった事、考えるべき事、希望を持てた事、もっと深く知ろう!と思えたことなどなど、現地に行ったことはとても貴重な経験になりました。

渋谷NHK前集合。いざ南相馬へ出発!

事前に話し合って、3月に開通したばかりの常磐道を使うことにしました。
避難区域内を通過するため一時的に放射線の高い場所も通過します。時速70kmで通過する車内では特に問題ないということも下調べで分かっていますが、やはり少し緊張しました。



無事に南相馬の農家民宿「翠の里」さんと「森のふるさと」さんに到着!
田舎の親戚の家に来たような、ほっこり感。ご夫妻が暖かく迎えてくださいました。




「翠の里」さんで次に出迎えてくれたのはこの襖絵たち!美術系女子の心を速攻GET!



夕飯は皆で一緒に。愛情たっぷり美味しいお料理に癒されます。
明日のワークショップに向けて最後の打ち合わせもしっかりと。



今回のイクサポは、南相馬市で活動をされているマコトさんに色々とお力添えをいただきました。
マコトさんは震災の後に自ら福島移住を志願し活動をしている九州出身の素敵な女性です。
月に1度開催される現地の方の交流イベントがあり、今回イクサポとのコラボのような形でワークショップを開催させて頂きました。

いよいよワークショップ当日!あいにくのお天気にもかかわらずたくさんの方が参加してくださいました!先ずはお手本レクチャーから。皆さん真剣に見つめています!



<作り方>溶かした錫を型紙に流して穴を開けます。冷えて固まったら好きなアルファベットを刻印し、溝にアクセントの色を付け、紐を結んだら出来上がり!

さっそくキーホルダーにしたり、杖に付けたり、遠くに住むお孫さんへ届けるよ~!など、それぞれの思いがこもったキーホルダーが出来上がりました!
みんなでモノを作るって楽しいですね。ほんの束の間ですが楽しんでいただけたかな...とスタッフ皆ちょっとホっとしました。


ワークショップ無事終了で今夜も乾杯!お疲れさまでした!


2日目は、相馬市の幼稚園を訪ねました。
お休みにもかかわらず色々と案内をしてくださったツカサさんは、お父様がこの原釜幼稚園の園長さんです。
ご自身も先生として、またパパとして、日々子供たちの将来を考えるという立場にあり、今の相馬市の現状とこれからのこと、震災の日のことなどをお話ししてくださいました。


その中で心に残った言葉があります。
数百冊の本が届いたときは、本当にありがたいと思いました。4年たった今は、1冊でもいいので足を運んで読んでくださる...」そういう支援が実は嬉しいんですよね、と。

かつて青年海外協力隊で活動していたツカサさん、「世界中どこでも住める自信はあるけれど、住めなくなるかもしれないという不安がよぎって初めて、ああ僕のふるさとはココだけなんだ」と思ったそうです。
元通りにはならないけれど、自分のふるさとをもっと良くしたい!子供達の未来を考えて!と、ても前向きで行動力のある方でした。


このあたりにあったご自宅は津波で流されてしまったそうです。海の近くは再建禁止区域になり、防波堤の準備が進められていました。


震災で亡くなった方々のお名前と、後世に津波を伝承する文章が刻まれている慰霊碑の前で。


お昼はツカサさんの同級生も働いて盛り上げている!という「たこ八」さんで。
食事処では仙台や北海道から仕入れる食材をメインにしているそうですが、
隣接の物産直売所では安全が確認できた地元のお魚などもあり、どちらも賑わっていました。



この他にもたくさんの場所を視察することができました。

ゴーストタウンになってしまった街、壊れた建物、倒れた電柱、震災のあの瞬間から時間が止まったまま…でした。

そんな中、あちこちで黙々と除染作業が続いていました。
想像以上にたくさんの方々が働いていることに驚くとともに、
除染後の黒い袋の山をあちこちで見かけ、テレビでよく見るあの光景は目の前の現実なんだ、と実感しました。

ただ、テレビではわからなかったこと、現地に行って初めて感じたことがあります。
除染した場所は確実に線量が下がるということ。
その事実こそが安心感、そして未来への希望につながるということ。

「ずーっと除染作業を続けている作業員の方々に感謝の言葉以外ないんですよ」
と現地の方がおっしゃっていました。

まるでプールの水を小さなスプーンで一杯ずつ掻き出すような、気の遠くなる作業。
それでも、その作業を一つ一つ丁寧に、徹底的に、こなしていくことは大切な行程なんだなぁと思いました。

震災から4年たった今でも仮説住宅で暮らしてる方がたくさんいます。そういう方に寄り添って活動している方々もたくさんいます。
支援している方を支援する、というサポサポの活動は本当に意味がある!と改めて感じました。

そして、たとえ小さな支援でも、続けていくことの大切さ!

次回のサポサポは7月3,4,5日に表参道のギャラリー5610で開催されます。

どうぞ皆さま足を運んでいただき、少しでもご支援いただきますようよろしくお願いいたします!

(サポサポスタッフY.P)

2015/04/13

スタッフミーティングを行いました。

4月10日スタッフミーティングを行いました。
今回のミーティングはイクサポ、サポサポと分けた内容で、19時〜22時までの長い打ち合わせでした。フル参加の方々、お疲れ様でした。

しかしミーティングが始まると次から次へとアイデアが出てくるので、時間はあっという間に経ってしまいます。

長時間お疲れ様です
イクサポミーティングでは、4月以降のスケジュール、ワークショップの内容を話しあいました。新しい企画も組み込まれ、より充実した内容になっています。東北の皆様、楽しみにしていてくださいね!

サポサポミーティンクでも、積極的に意見が出されました。
ギャラリーオーナー様よりご提案いただいた、「ギャラリー前の駐車スペースを有効に使ってみては?」という問いかけに対し、スタッフからは様々なアイデアが出されました。他ではなかなかできないワークショップも体験できるかもしれません。スタッフ内でも、「それやってみたい!」という声もあがり、盛り上がる創作活動になりそうです。
その他、ワクワク企画も持ち上がっています。公開できる時期になりましたら、改めてお知らせいたします!

次々出てくる意見をリアルタイムでまとめています。

進行をしながらまとめる代表とチーフ

次回サポサポは夏に開催いたします。広報係のスタッフから動き始め、作家たちの製作期間、ポストカードの入稿、設営企画と、じわじわと動き出します。参加作家の皆様、まだまだ肌寒い春ですが製作を考えると、そろそろご準備を!


(サポサポスタックku)




2015/03/24

第18回 2015/2/28,3/1 イクサポワークショップ報告 石巻/鹿妻地区、渡波地区

春の気配を感じ始めた228日・31日の2日間、「緑でつながるプロジェクト」の井手さんに同行させていただき、苔玉作りのワークショップを開催しました。

私にとっては久しぶりの石巻でした。市街地は関東と変わらない日常風景。でも移動中の車窓からは何もない平らな土地や、枯れた松の木が目に入ります。


1日目は石巻市鹿妻地区の会長さんのお宅をお借りしてのワークショップでした。


普段からいろいろな活動を積極的にされていて、みなさん和気あいあいと楽しい雰囲気。個性的な苔玉が、次々と完成していきました。


苔玉作りのあとは、もちろんお茶っこタイムです。忘れられないのは、以前はたくさんお花を育てていたという方が、今は何も育てていないというお話。津波に流されてしまって、家は再建した今でも植物を育てる気になれなかったそうです。でも、今回の苔玉を大切に育てるねって仰っていました。

植物を育てていると思うのですが、ひとに元気がないと枯れちゃうんです。だからお庭が花や木で賑やかになるということは、そこに住んでいる人が元気なんだと思います。小さな苔玉が、元気になるきっかけになったらいいなと思いました。


ワークショップの後に「おのくん」で注目されている、奥松島の小野駅前仮設にお邪魔しました。

以前訪れた時とは様子が変わっていて、仮設の建物がだいぶ減って、集会所の前には更地が広がっていました。近いうちに復興住宅が建設されということでした。「おのくん」も様々なメディアで紹介されて、お母さんたちの制作が間に合わないほどだとか。震災から4年、まだまだ復興とは言えないけど、必要とされる支援も変化していかなければならないことを感じました。






2日目は、黄金浜会館で苔玉作り。

あいにくの雨でしたが、時間になるとたくさんの笑顔が集まってとても賑やかになりました。大きく元気な苔玉がたくさん出来ました。



会場の建物は、津波で何もかも泥にうもれてしまったのを、きれいにしたということを教えていただきました。今はその気配は全くありません。


地区の方々が本当にまとまっていて、支えあっている雰囲気が伝わってきました。私が想像しているよりも地域のつながりが濃く、強いことがわかります。



帰路につく前に、少し足を伸ばして南三陸町を案内していただきました。今回初めて行くことができました。


かさ上げ工事が進んでいて、以前の街を知らない私には何をどう言葉にしたらいいのかわかりません。防災対策庁舎が思っていたよりも大きく、その上まで津波が来たのかと思うと、力が抜ける思いがしました。犠牲になられた方々のご冥福を祈ることで精一杯でした。


少し高台へ入ったところにある仮設の商店街、南三陸さんさん商店街へ。小さな街のように様々なお店が並んでいました。





おいしいカレーを食べて元気になってから、さかなのみうらさんでお土産のお魚を購入。どれも美味しかったですが、中でもイカの塩辛は絶品でした!



最後に、今回のイクサポで、被災地の状況が刻一刻と変化していることを強く感じました。

これからも大切なことは何か、よく観察して自分にできることを考えたいと思います。

(サポサポスタッフ A.Y)


2015/03/12

4年目から5年目へ

震災から4年目、せわしなく仕事をしてあっという間にこんな時間になりました。
昨日からこの文章を書くのに頭を整理しようと思っていたのですが、なかなか出来ずにいます。その理由は、今月の6日から8日まで福島の浪江町や南相馬・相馬を訪れたからだと思います。ひとつひとつの景色と一人ひとりの表情には4年の月日の重みをずっしりと感じました。また、昨日の夜に見た震災をテーマにしたNHKのドラマもちょうど浪江町が舞台だったこともあり、見聞きしてきたことが更に深掘りされたような感じです。
時が経つにつれ、私たちの周りの風化は進み、被災地の状況はより複雑化しているように感じます。そして、それと同時にその絡んだ糸を解そうと真剣に関わる人たちの存在も強く感じます。
私たちが出来ることは本当に限られていますが、震災の影響で困難の只中にいる人たちに対して出来る限りの応援をし続けたいと思っています。

5年目の初日である今日が、希望の一歩になりますように。




サポサポproject/イクサポproject
亀井伸二

2015/02/13

サポサポ11の結果報告です!

サポサポ11にお越しいただいたみなさま!
応援していただいたみなさま!
大変に遅くなりましたが、今回の支援金額が決まりましたので
ここにご報告させていいただきます。

売上金   ¥2,470,225-
諸経費   ¥1,102,847-
―――――――――――
支援金   ¥1,367,378-

※売上金には、現金で頂戴した出資金、その他の寄付金も含まれています。

《支援金内訳》
イクサポproject ¥136,745-
一般社団法人イトナブ石巻 ¥136,737-
こどもとあゆむネットワーク ¥136,737-
うつくしまふくしま子ども未来応援プロジェクト ¥136,737-
かーちゃんの力プロジェクト ¥136,737-
オリーブリーフス ¥136,737-
福興浜団 ¥136,737-
南相馬市ボランティア活動センター ¥136,737-
一箱本送り隊 ¥136,737-
陸前たかだ八起プロジェクト ¥136,737-

支援金のご活用の状況なども随時お伝えします。
みなさまの真心に深く感謝いたします。
本当にありがとうございました!!


サポサポproject 代表
亀井伸二

2015/01/17

第17回 2014/12/19.20 イクサポワークショップ報告 石巻/第二回・大川ふるさと祭り

年をまたいでしまいましたが、昨年12月のイクサポの活動報告です。

去る、2014年12月19日、20日の2日間、宮城県石巻市・河北総合センターにて行われた
「第二回・大川ふるさと祭り」に苔玉作りコーナーとして参加させていただきました。


チラシ制作も、イクサポメンバーが協力させて頂きました。


全く同日、東京ではイクサポの母体である、
サポサポprojectの11回目の展示が開催され、
サポサポ、イクサポ、初の同時開催となりました。

12/19
サポサポ搬入を手伝った後、サポサポ会場のギャラリーから出発。
夜、石巻着。この日は宿泊のみ。


12/20
お祭り当日の朝。会場の河北総合センターへ。

早速、コーナー設営開始。

植物も準備。


準備中、舞台出演の方々が声をかけてくださいました。
「後で来るわね~」「お待ちしてます!」

コーナーセッティング完了。
13時からのオープンを待ちます。

13時。メインステージでは、オープニングセレモニーが始まりました。
と、同時に沢山の方が来て下さいました!
1時間ほど前から待っていてくださった方も。

1グループが終わると、すぐに次の準備をして、
次のグループのワークショップを始めるという入れ替え制で。

普段、公民館や集会所で開催しているイクサポワークショップに
参加してくださっている方も沢山来てくださいました。

男性も沢山参加してくださって嬉しい限りです。

テレビの取材などもありました。

お子さんもがんばって作ってくれました!
参加者の方の作品。素敵にできました。


予想を上回る人に来ていただき、
途中、材料の植物を追加買出しに出るほどの大盛況でした。


普段、イクサポprojectとして、月1回、大川地区の集落や仮設住宅を回って
ワークショップを開催していますが、お祭りにはその参加者の方々も沢山いらして

「私、イクサポのファンなんですよ。スクーターで追いかけて参加してます」

「前回作った苔玉が、まだ生きてるよ!」

「前回作った苔玉、枯れちゃったけどどうしたらいい?」

「前、アクリル手芸のワークショップに行った事があるよ」

「先月も参加したよ」

「次はいつ来る?」

など、沢山のお声かけをいただきました。



イクサポprojectが本格始動したのは、
前回の、第一回・大川ふるさと祭り(2013年3月)がきっかけでした。

2年弱の活動を経て、
少しずつ地域の皆様に受け入れていただけているのかも…
という嬉しさを感じる数時間となりました。


また、土を触っている時や、出来上がった苔玉をお持ち帰りになる際の
参加者の皆さんのパッと明るく咲いたような笑顔が、強く心に残りました。



終了間際、いつも行動を共にさせていただいている「大川きぼうプロジェクト」の
皆さんと、おでんを食べて休憩。

こちらのおでんは、いつもお世話になっている大川のTさんにご馳走になりました。
「みんな座っておでんでも食え!」「ありがとうございます(TT)」

一休み後、撤収作業。

最後のスタッフミーティング。
大川復興協議会の大槻会長からのお言葉で終了しました。


また、サポサポとイクサポが同時開催することは、なかなか無いので、
会場同士をスカイプで同時中継し合うという初の試みも行われました。

主に、東京の会場に来てくださる人に、東北での活動を身近に感じていただく為です。


東京のギャラリーに展示された、支援先紹介パネルの下に
このようなコーナーを設けて、中継画像を流しました。

台には「石巻市でワークショップ中です」と書いてあります。



帰京後、次の日はサポサポproject vol.11の展示最終日でしたので、
最後の全体ミーティングで、現地報告をしました。


なかなか東北へ行くことが出来ないメンバーにも、
サポサポprojectが実際に支えている活動をリアルタイムに見聞きして貰うことで、
東北や支援をより身近に実感できる機会になれば良いなと思いました。



また今回のお祭り参加にあたり、大川復興協議会や大川きぼうPJの皆さんには
多大なるご協力を頂きました。本当にありがとうございました。





これからも、大川でいつもお世話になっている皆様はもちろん、
大川きぼうプロジェクトや、緑でつながるプロジェクトなど、活動協力してくださる皆様、
またサポサポ会場へ足をお運びくださる皆様のお力添えをいただき、
より良い形を模索しつつ、イクサポprojectの活動を継続させてゆく所存ですので、
今年も何卒よろしくお願いいたします。



(サポサポスタッフ・sa)