サポサポ project vol.19

2013/03/19

大川ふるさと祭りのご報告2~お祭り当日~

【お祭り当日】

2013年3月2日(土)、
河北総合センタービックバンにて「大川ふるさと祭り」が開催され
7名のサポサポメンバーが苔玉ワークショップをしてきました。

全部で12名のサポサポメンバーが、2012年秋から交代交代で
月1で現地に入り、準備のお手伝いをしてきたイベントです(前記事参照)。





メインはカラオケ大会と「居酒屋大川」のコーナー。
お茶っこ部屋や、無料マッサージ、ネイルアートなど
様々なコンテンツを地元の皆さんと東京のボランティアの共同で用意しました。



サポサポは2階の美術工作室にて、苔玉ワークショップのコーナーを受け持ちます。


前日入りした、西村、斉藤が一足先に会場の美術工作室へ。
広いねー。

その頃、当日の早朝出発の、亀井、柳橋、影山、平山、石田は、SAで休憩。
もう直ぐ着くねー。






午前10時半頃全員集合!運転おつかれー!


午前11時、ホールにてオールスタッフのミーティング。






ミーティング終了後、苔玉ワークショップ準備開始!

苗も沢山あるし…

モスボールも沢山あるし…

3時半からの開催を告知しているけども、
もっと早く始めてしまおうか?と方針変更!

この後、とんでもないことになるとも知らずに…






影山さんの作ったお手本の苔玉と
少しだけ持ってきた自己紹介代わりのサポサポのDMがお客様をお迎えします。


ホワイトボードも描いて準備完了!
お隣では、スイーツデコワークショップが同時開催です。




1時。メインホールでは開会式が始まりました。
サポサポ8にも来てくださった、半崎美子さんの歌がopening actです。


サポサポ8の工芸科1年生の支援先「学習支援PJ」の母体である
ふんばろう東日本支援プロジェクトの代表、西條剛央さんの挨拶。


開会式が終るや否や、沢山のお客様が来てくださいました!



1テーブル1先生体制で、埋まったテーブルから
ドンドン開始していきます。


あっという間に、全席埋まりました!
3時半という告知にも関わらず、このときまだ2時前です。


完成した作品を持って、テーブルごとに記念撮影させていただきました。


お祭りということで、お花を使った、春らしい可愛い作品に!




ふと気づくと…、もう材料がない!!!


40名分の準備をしていたのですが、ものの30分で無くなってしまったのです。
チラシの告知は3時半です。
3時半に来てくれたお客様に、材料が無いでは済まされません。
急遽、地元のホームセンターに買出し班が走ります。

残ったメンバーはデコレーションの動物に針金を刺す作業!
買出し班が帰ってきました。
今度は黄色い水仙!緊急時でも素敵にすることを忘れません!
針金動物フィギュアも沢山できました。
一人が受付に立って、集まるお客さんを3時半までお待ちいただきました。
その間、急ピッチで苗分けや土の準備。




そして3時半。再開です!

真剣に取り組む参加者の皆さん。


また、あっという間に満席に。
本当にありがたいことです。

そのころ、メインステージでは津波で音源が消失してしまったという
大川音頭が…


しかし、苔玉ワークショップはずっと盛況。
サポサポメンバーにゆっくりステージを見ている時間はありませんでした。

大川きぼうプロジェクトのリーダー大槻さんが、地
元にお住まいのお母様を連れてきてくださったり。



オープニングと、ミニコンサートを終えた半崎美子さんも
作りに来てくださいました。

踊りのステージを終えた地元の参加者の方は
お着物で…
汚れてしまうかもしれませんよ!と言うと
「いいです!」と!
沢山追加した材料もそろそろ無くなってきました。
進化したホワイトボード。





こんなに沢山の方に参加していただきました。
皆さんありがとうございました!



そして、6時…
全コンテンツが終了しました。


抜け殻と化したメンバー達…




最後は、地元の皆さんと東京からのスタッフ合同の打ち上げ。
乾杯!

お疲れ様でした!


後の報告で、
会場のいたるところで涙を流しながら抱き合う人たちの光景が見られたそうです。

美術工作室には、見たことのあるお顔が沢山いらっしゃいました。
事前の現地入りで回った各集落の方が、もう一度来てくださっていたのです。

この前作った苔玉、枯れてきちゃったのよー、という声に、
あらうちのは元気よ、新しい葉っぱ出てきて…といった会話を何度も耳にしたり、

一度作ったけど、また作っていいの? 中の草が違うからいい? と、
遠慮がちに来てくださる方も数人お見かけしました。

また、『この人がまだ(作ってない)だから』と、お友達を連れてきてくださる方も。

現地のお母さん方の口コミパワーもあり、苔玉の認知度の高さを感じました。

また、
「居るかな?と思って顔見に来ただけなのよ。」と苔玉を作らずにお帰りになる方。

事前ワークショップに参加してくれていた高校3年生の女の子が、
「無事に高校卒業出来ました!」って挨拶してくれたり…


苔玉ワークショップは、
地元の皆さんがお祭りに来ていただく為の「のりしろ」としての役割を
少しは果たしたのかもしれないなと感じました。


東京から感じる「被災地」と、何度も通い、実際に人とふれあう大川。
それは、全く違うものでした。


節目の時に、どうやらサポサポは大川に縁があるようです。


7回のワークショップと、1回のお祭りで、私達に出来た事、出来なかった事。
メンバー一同、また深く、今後の事を考えるきっかけになったのでした。

〜続く〜

(サポサポスタッフ sa)

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